Microsoft.Graph.AuthがDeprecateになっていた

しばらく、Microsoft Graph APIを触っていなかったのだが、Graph APIライブラリを使用して作成したアプリケーションのターゲット.NETフレームワークバージョンがサポートされなくなるため、再ビルドをしようとして、使用しているパッケージのバージョンを上げようと、パッケージをnuget.orgを見たら、Microsoft.Graph.AuthがDeprecate候補(元々Preview版だったけど)になっていたので、MSのサイトで調べたら、ここにAzure.Identityライブラリを使用しろやと書かれていた。

で、修正してみたのが以下のコード。(ユーザー名/パスワード プロバイダーの例)

/* Microsoft.Graph.Authは削除対象となったので、Azure.Identityに変更
この部分は不必要となった(以下見づらくて済まソ)
IPublicClientApplication app = PublicClientApplicationBuilder
    .Create(ServiceId)
    .WithAuthority(TenantId)
    .Build();
*/

// 必要とする権限(Microsoft.Graph.Auth⇒Azure.Identity) 指定フォーマットが変わった
//string [] scopes = new string[] { "https://graph.microsoft.com/User.Read", "https://graph.microsoft.com/Group.Read.All" };
string [] scopes = new string[] { "User.Read", "Group.Read.All" };

/* Graph API Authorization Providerの作成(Microsoft.Graph.Auth⇒Azure.Identity)
Providerは不要となり、GraphServiceClientにはCredentialとScopeを指定する。
var provider = new UsernamePasswordProvider(app,scopes);
// Graph API Clientの作成
var graphClient = new GraphServiceClient(provider);
*/

// Credentialの作成(Microsoft.Graph.Auth⇒Azure.Identity)
var options = new TokenCredentialOptions
{
    AuthorityHost = AzureAuthorityHosts.AzurePublicCloud
};
var cred = new UsernamePasswordCredential(username,pwd,TenantId,ServiceId,options); // テナントIDの指定形式も変わっている(https://・・・が要らない)

// Graph API Clientの作成(Microsoft.Graph.Auth⇒Azure.Identity)
var graphClient = new GraphServiceClient(cred,scopes);

var me = await graphClient.Me
    .Request()
    //.WithUsernamePassword(username,secPwd) Microsoft.Graph.Auth⇒Azure.Identity
    .GetAsync();

チョット見ない間にMSのページまで変更されていたので、焦りました・・・

ユーザー名/パスワード プロバイダーに関しては、SecureStringを使用しなくても良くなった点は良いね。

takezou について

ソフトウェア開発会社(ITと言う言葉は大嫌い)で働く、元技術者。 未だに、社内システム位は作ってますが・・・ プログラミング言語はC#が好き。 好きなことだけ拾って投稿しているので、内容にはあまり期待しないでねw
カテゴリー: .NET, Microsoft Graph, 技術系 パーマリンク

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